Genedata、DataHow社とパートナーシップを締結：バイオ医薬品のプロセス開発・製造をデジタル化

DataHow社のデジタルソリューションとGenedataプラットフォームの直接連携により、次世代バイオ医薬品の開発を加速

September 13, 2022
Basel and Zurich, Switzerland

スイス・バーゼル＆チューリッヒ、2022年9月13日－Genedataはこの日、バイオ医薬品研究開発におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）のリーディング企業であるDataHow社と戦略的パートナーシップを締結しました。本パートナーシップは 、DataHow社のDataHowLabやSpectraHowなどのDigital Twin製品とGenedata Biopharma Platformを直接連携させることで、バイオプロセス開発・製造の間のシームレスなデータのやり取りと解釈を可能にします。実験データやモデリングデータを一緒に利用できるようになるため、バイオプロセスの開発と製造現場をつなぎ、デジタル化します。これにより、各ターゲット分子、サンプル、プロセスの全データを電子追跡し、より効率的なプロセス開発を実現するとともに、最先端のデジタルツイン（予測）機能を組み合わせることで、バイオ医薬品製造プロセスにおける重要特性のより良い理解と最適化を促進します。

DataHow社のプラットフォームは、カスタマイズされたデータ可視化技術、プロセスの現状把握とデザイン のためのハイブリッドモデリング、様々な分子やスケールに対するセルフラーニングとナレッジトランスファーを可能にするAI技術を搭載し、使いやすいワークフローに基づいた高性能なバイオプロセスデータ解析と予測モデリングツールを提供しています。Genedata Bioprocess^®は、細胞株構築（CLD）、上流プロセス開発（USP）、下流プロセス開発（DSP）、製剤研究（FD）、プロセス分析サポート、分析業務（AD）に対応したEnd-to-endのバイオ医薬品研究開発ワークフロープラットフォームです。プロセス全体を統合し、研究者  、データ、実験装置をつなぐことで、組織全体の開発・製造業務を自動化します。両社のプラットフォームを直接連携させることにより、全てのプロセスの統一化と自動化を促進を実現する相乗効果が得られます。  また、このパートナーシップの一環として、ラマン分光法を用いたハイブリッドモデルのプロセスモニタリングと制御や、Digital Twin製品を用いたEnd-to-endアプリケーションなど、プロセス開発・製造におけるその他の革新的な領域にも対応を拡大していく予定です。

Genedata CEO Othmar Pfannes, Ph.Dは次のようにコメントしています。「細胞・遺伝子治療や次世代ワクチンなどの革新的なバイオ医薬品の開発は、膨大かつ複雑なデータが生じる研究開発プロセスに基づいています。Genedata Biopharma Platformは、実験ワークフロー全体の自動化を可能にします。柔軟なデータモデルとオープンなプログラミングインターフェースによって、DataHow社のような新たなテクノロジーリーダーのプラットフォームとの直接連携を可能にし、両社のカスタマーにおける設定・統合作業を最小限に抑え、生成されたデータをそのまま利活用することができます。今回のパートナーシップは、Genedataが可能にする完全自動ハイスループットプロセスとDataHow社の包括的なモデリングプラットフォームの双方が提供する価値の掛け算により、プロセス開発と製造のための迅速でより良い意思決定をサポートします。」

DataHow AG CEO Alessandro Buttéは次のようにコメントしています。「生産プロセスの完全なデジタル化は、DataHowのビジョンの要です。デジタル化によって、ユーザーは製造プロセスに関連するタスクの大部分をin silicoかつ自動で実施できるようになります。これには、プロセスの予測モニタリング、最適化、予測シナリオとその偏差分析 、品質管理などが含まれます。DataHowとGenedataは、組織内外をシームレスに連携し、バイオプロセスのデータと知見を分かりやすいデジタルフォーマットで管理できる総合プラットフォームをバイオ医薬品業界へ提供するという共通のビジョンを持っています。今回のコラボレーションにより、バイオ医薬品におけるプロセス開発から後期製造までのライフサイクル全体を効率化します。」

About DataHow

DataHow is a software provider focused on accelerating process development, optimizing manufacturing processes and increasing robustness by using hybrid modeling solutions. Our software and services are tailored to upstream (cell culture, fermentation, seed train, etc.) and downstream (chromatography, ultrafiltration, diafiltration, etc.) biopharma operations providing the user with essential insights for process development, characterization and scale-up. Our unique Digital Twin technology allows to handle all process units and their interactions, and to transfer knowledge between scales, projects, and product targets. With our approach we want to support the decision process of process experts, scientists and operators by leveraging in our technology all available process data and knowledge. DataHow was incorporated in 2017 as a spin-off from ETH Zurich and operates with 45 team members across 3 continents.
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