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ポスター:物性試験解析の標準化と自動化による抗体候補の開発可能性評価の加速

第4回 日本抗体学会 学術大会
December 1, 2025

抗体医薬品は主要な治療モダリティとして注目されているが、その開発過程では熱安定性、凝集性、発現効率などの物性指標を統合的に評価し、開発可能性(Developability)の高い候補を効率的に選抜することが求められる。しかし、従来の解析プロセスは、アッセイ毎に異なる解析ツールや手作業に依存しており、データ処理の効率化と解析手法の標準化が課題であった。

本研究では、こうした課題を解決すべく、開発可能性に関わる主要な物性指標を包括的に評価可能な解析プラットフォームを構築した。Genedata Screener®を用いて、SPR(表面プラズモン共鳴)やThermal Shift Assayなどの測定データを取り込み、解析からレポート作成までを一元的に実施した。また、Genedata Chromatics®を用いることで、従来は複数のツールを跨いで実施されていたクロマトグラフィーデータのピーク注釈付けおよび計算処理を自動で行い、解析の効率化と標準化を実現した。さらに、ヒット選定モジュールを用いることで、複数アッセイ横断的な候補抗体の多次元フィルタリングを可能にした。これらの機能により、従来は自社内(in-house)のシステムなどを用いて個別に実施されていた柔軟なデータ解析および意思決定プロセスを統合・自動化し、意思決定の迅速化と精度向上を実現した。

本プラットフォームは、抗体探索研究段階における候補分子の物性評価を高精度かつ迅速に行うための有効な基盤となり、開発可能性の高い抗体の効率的な選抜に寄与することが期待される。


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