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ポスター:バイオ医薬品におけるスクランブルされたジスルフィド結合の自動かつ堅牢な同定

第16回JBFシンポジウム
3月 3, 2025

正しいジスルフィド結合のリンクは、バイオ医薬品の構造的安定性と機能的完全性にとって重要である。ジスルフィド結合の配置が変わると、しばしば「スクランブル」と呼ばれる、結合ペアが変化する。バイオ医薬品の安全性と有効性のためには、スクランブルジスルフィド結合の割合を監視することが重要である。我々は、バイオ医薬品におけるスクランブルジスルフィド結合を迅速かつ効率的に特性評価するための自動データ処理ワークフローを紹介する。 還元および非還元のLC-MS/MSペプチドマッピングデータの処理は、Genedata Expressionistを使用して行い、新しいアルゴリズムを使用した。タンパク質配列およびジスルフィド、トリスルフィド、およびチオエーテルを含むクロスリンクを設定し、クロスリンクペプチドを同定した。観測されたフラグメンテーションスペクトルは、複合体に関連する翻訳語修飾の位置を特定するために、理論的なスペクトルと照合した。バイオ医薬品で一般的に観察される複雑なクロスリンクは、候補生成および選択基準を改良することで同定した。 組み込みのオートレビューにより、(予期しない)スクランブルジスルフィド結合を含むペプチドは強調表示され、アサインが不明確な曖昧な結果にはレビューのためにフラグが立てられた。MS/MSカバレッジの最小閾値など、他の基準を満たさない結果は、自動的に却下された。オートレビューは手作業による評価を大幅に簡易化し、分析の信頼性を向上させ、最終報告の精度を向上させた。


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