Genedata Profiler 16.0 リリース

トランスレーショナル／クリニカルリサーチにおけるデータフロー全体を自動化し、プレシジョンメディシンの開発を加速するバージョンをリリース

November 15, 2021
Basel, Switzerland

スイス・バーゼル、2021年11月15日－Genedataはこの日、トランスレーショナル／クリニカルリサーチのための革新的プラットフォーム Genedata Profiler^® の最新バージョン「Genedata Profiler 16.0」をリリースしました。今回リリースされたバージョンは、研究開発の更なる自動化を後押しし、一気通貫の効率的なプロセスにより、バイオファーマがより少ないコストで効果の高いプレシジョンメディシンを世に送り出せるよう支援します。

Genedata Profilerは、前臨床研究と臨床研究の橋渡しを担うトランスレーショナルリサーチを支援し、その鍵となるマルチオミクス、イメージング、クリニカル、デジタルバイオマーカーなどのデータの検索・アクセス・統合・活用を可能にします。多種多様なデータの処理・統一化・統合を自動で進め、解析可能な状態で、バイオインフォマティクス、データサイエンス、バイオマーカー、臨床研究の各専門家に届けることで、研究結果が示す生物学的な全体像の把握、新たな科学的知見の抽出が可能になります。このように様々なソースからのデータを効率的に統一化・統合できるのは、膨大かつ複雑なデータセットのリアルタイム更新を可能にする新しい自動化機能が搭載されたからです。

Genedata Profilerは、権限設定あるいはオブジェクト毎のアクセス制御により、ユーザーによるデータへのアクセスを厳密に管理することができます。その上で、ユーザーはいつでも構造化された高品質なデータを自由に取得し、様々なツールで解析することができます。Genedata Profilerの利用により、特定の薬に適した患者のプロファイルや予想される治療効果についてより深く理解することができるのです。これまでも、適切な患者の層別化や、臨床診断ツールの開発に実績を残してきました。

今回のリリースは、適切なデータを適切なユーザーに、その希望のフォーマットで効率的に提供し、さらなる解析工程につなげることに重点を置いています。Genedata Profiler 16.0は、コンプライアンス要件として重要な、適切なデータの管理運用、プロセスの自動化など、トランスレーショナルリサーチにおけるボトルネックを解消するための新機能を備えています。

Genedata Profiler 16.0の主な新機能は以下の通りです。

• 相互運用性の高いデータ解析機能
  大規模データセットを統合し、活用しやすい形でBIツールや専門解析ツール（PowerBI、Tableau、RStudio、Jupyter、SASなど）へ連携できるようになりました。これにより、様々なインターフェースからの迅速なデータ照会やリアルタイムの可視化が可能になります。また、高い柔軟性と解析手法の選択肢が提供され、データの量や複雑さに制限されることなく、データ利用者が好みのツールを使用することが可能です。

• データの取り込みと処理の自動化
  データの取り込み～処理～品質管理～変換～解析者への提示までの一連のサイクルが自動化されました。これにより、エラーが発生しやすい手作業でのデータ処理が不要になり、作業時間の短縮も実現します。

• 「FAIR」原則によるデータ品質の向上
  メタデータ管理を容易かつ厳密に実行できるようになりました。バイオファーマ企業では、アクセス規定含め細かく設定可能なルールに基づいてメタデータを管理し、プロジェクトの枠を越えて統一化し、また簡単に検証できるようになります。これにより、データが正しく整理され、適切なユーザーが適切なデータを容易に見つけられるようになります。

• コンピュータシステムバリデーション（CSV）の自動化
  CSVを自動化することで、容易かつ効率的にシステム評価を行うことができ、アップグレード後のソフトウェアバリデーションにかかるコストと時間を削減することができます。

Genedata CEO Dr. Othmar Pfannesは次のようにコメントしています。「データの整理と構造化をサポートすることで、バイオファーマ企業における研究の質向上へ貢献できることを嬉しく思います。データの構造化は、データがFAIR（Findable, Accessible, Interoperable and Reusable）であることを保証する土台となります。一方、データへの高度なアクセス制御機能を提供した上で、各種解析ツールと連携できるようソフトウェアを開放することで、研究者はデータ解析を、自動化されつつも柔軟な形で実施することができます。Genedataは、プロセスの自動化が、正確性、ワークフローの効率性、オペレーションの一貫性を向上させると考えています。これにより、医薬品開発にかかる時間を短縮し、費用対効果を高めることができるのです。」 

About Genedata

Genedata transforms data into intelligence with innovative software solutions that incorporate extensive biopharma R&D domain knowledge. Multinational biopharmaceutical organizations and cutting-edge biotechs around the globe rely on Genedata to digitalize and automate data-rich and complex R&D processes. From early discovery all the way to the clinic, Genedata solutions help maximize the ROI in R&D expenditure. Founded in 1997, Genedata is headquartered in Basel, Switzerland with additional offices in Boston, London, Munich, San Francisco, Singapore, and Tokyo.
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Genedata
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