Sanofi社、Genedata Biologicsの利用拡大:多重特異性抗体ハイスループットエンジニアリングのためのプラットフォームを構築
世界トップクラスのバイオファーマ企業が、Genedata Biopharma Platformの利用拡大によりデジタルイノベーションならびにAIを用いたバイオ医薬品研究開発を推進
October 6, 2022
Basel, Switzerland
スイス・バーゼル、2022年10月6日-Genedataはこの日、Sanofi社がGenedata Biologics®の利用を新たな拠点、新たなグループ、そして次世代型多重特異性抗体医薬のハイスループットエンジニアリングを含む新たなアプリケーション領域へ拡大したことを発表しました。
Sanofi社Global Large Molecules Research PlatformのSenior Vice Presidentを務めるRebecca Sendak, Ph.D.は次のようにコメントしています。「当社において急成長しているバイオ医薬品研究開発業務をサポートし、二重・多重特異性抗体医薬やその他の次世代型医薬などの新たなモダリティの研究開発を含めた科学技術イノベーションを実現するため、Genedata Biologicsを選択しました。」
Genedata Biologicsは、グローバルに業務を行う研究グループを統合するためのバックボーンとして、主要なバイオファーマ研究開発組織で利用されています。柔軟性と拡張性を持つアーキテクチャにより、新規研究グループの立ち上げやグループの統廃合も促進します。
今回の利用拡大の主な要因は、Genedata Biologicsが革新的な多重特異性抗体医薬の開発に関わる豊富なデータパッケージを生成することができる全工程自動化プラットフォームであることです。その上、人工知能ならびに機械学習(AI/ML)ワークフローに適した形でアウトプットできる、構造化されたアクセスしやすいデータの基盤を提供します。
Genedata Biologicsプラットフォームは、Sanofi社が利用するその他のエンタープライズシステムと連携し、研究開発業務全体の最適化へ以下のように貢献しています。
a) ユーザーによるプログラムパフォーマンスならびにリソースとプロジェクト計画のモニタリングを可能にし、タスクの優先順位付けをサポート
b) 研究者、マネージャー、役員がデータへタイムリーにアクセスする手段を提供することで、臨床に進める候補品に関する体系的かつ透明性のある意思決決定をサポート
Genedata CEO Othmar Pfannes, Ph.Dは次のようにコメントしています。「長らくGenedataのパートナーであるSanofiがGenedata Biologicsの利用を拡大したことを嬉しく思っています。バイオ医薬品研究開発におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)は急速なスピードで進んでおり、企業は研究開発データの整理・解析方法の改善に取り組んでいます。そんな中、GenedataのテクノロジーがSanofiやその他の共同開発カスタマー企業における革新的なバイオ医薬品研究開発の加速をサポートできているのは大変喜ばしいことです。」
※Sanofi社におけるGenedata Biologics活用事例の詳細についてはこちら: Sanofi社、次世代型・多重特異性抗体医薬の高速エンジニアリングのための全工程自動化プラットフォームの確立(mAbs Journal)
当社において急成長しているバイオ医薬品研究開発業務をサポートし、二重・多重特異性抗体医薬やその他の次世代型医薬などの新たなモダリティの研究開発を含めた科学技術イノベーションを実現するため、Genedata Biologicsを選択しました。
Rebecca Sendak
Senior VP Global Large Molecules Research Platform