Genedata Expressionist 17.0 リリース
バイオ医薬品の開発後期におけるGxP準拠の質量分析データ解析プロセスを促進する機能を強化
April 26, 2023
Basel, Switzerland
スイス・バーゼル、2023年4月26日-Genedataはこの日、バイオ医薬品の創薬初期から開発後期までの質量分析(MS)データワークフローを効率化・自動化するプラットフォームの最新バージョン「Genedata Expressionist® 17.0」のリリースを発表しました。包括的なエンタープライズプラットフォームとして開発されたGenedata Expressionistの最新バージョンでは、データ処理の自動化とデータインテグリティの新しい基準を設定する高度な機能を追加することで、MSデータ解析プロセスを劇的に加速し、GxP環境への導入を促進します。
Genedata Expressionist 17.0は、業界を牽引するバイオファーマ企業との密な共同開発によって、データ処理および結果レビュー時におけるユーザー介入の体系的な記録・報告・監査を簡素化できるユーザーフレンドリーなコメント入力機能を新たに実装しています。組織内のITインフラとシームレスに統合され、データ解析の全工程における完全なデータインテグリティとトレーサビリティを保証するための、永続的・不変的・アーカイブ可能なプロジェクトレコードを作成することで、データガバナンスプロセスを効率化します。
解析時に生成されるMSデータは年々膨大かつ複雑になっています。Genedata Expressionistは、バイオ医薬品業界に対して、データ処理ワークフローを高度に自動化できる新たな機能を提供するために継続的な開発を行っています。今回のリリースでは、メタデータ管理機能の強化によって、大規模なサンプルバッチデータの完全自動処理を効率化します。また、サンプル毎に異なるタンパク質配列などの固有情報をメタデータからバッチ毎に自動取得・設定することで、データ処理の自動化を加速し、解析スループットと結果の品質を同時に向上させることができます。
Genedata CEO Othmar Pfannesは次のようにコメントしています。「Genedata Expressionistは、今回のリリースによって、MSデータ解析のEnd-to-endオートメーションにおいて、業界を牽引するエンタープライズプラットフォームとしての地位をさらに強固なものにしました。GxPコンプライアンスの促進、そしてワークフローの自動化を加速することは、次世代治療薬の迅速かつ費用対効果の高い開発を目指すバイオファーマ企業のジャーニーにおいて、 重要なマイルストーンと言えるでしょう。」
GxPコンプライアンスの促進、そしてワークフローの自動化を加速することは、次世代治療薬の迅速かつ費用対効果の高い開発を目指すバイオファーマ企業のジャーニーにおいて、重要なマイルストーンと言えるでしょう。
Othmar Pfannes, Ph.D.
CEO at Genedata