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Genedata Expressionist 17.5 リリース

MSデータ解析の専門家による評価プロセスを飛躍的に加速するバイアスのかからない自動結果レビュー機能と、MSデータ処理の柔軟性を最大限に生かせる拡張APIを実装

October 19, 2023
Basel, Switzerland

スイス・バーゼル、2023年10月19日-Genedataはこの日、質量分析(MS)データワークフローを効率化・自動化するプラットフォームの最新バージョン「Genedata Expressionist® 17.5」のリリースを発表しました。今回のリリースでは、解析結果の評価を劇的に迅速化・簡素化することで解析チームの生産性を向上させる、ソフトウェアによるアシスト付きの新しいレビュー機能が導入されました。さらに、個々のカスタマーのニーズに合わせたデータワークフローのデザインにおける柔軟性を向上させる、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)も拡張されました。

Genedata Expressionist 17.5は、フラグメントのカバレッジが基準値以上であることや、翻訳後修飾を含むフラグメントイオンが存在していることなど、ユーザーが定義した許容基準をもとに、データ評価ワークフローを自動化することで、外れ値の効率的な同定と解析結果の迅速な評価を可能にします。ソフトウェアのアシストによる自動分類を行うことで、時間のかかるレビューの迅速化、ヒューマンエラーの最小化、組織全体にわたるバイアスのない意思決定が促進されると同時に、専門家がより高度なタスクに集中できるようになり、増え続ける複雑なデータのレビュー効率が向上します。

業界を牽引するバイオファーマ企業のパートナーらとの緊密な協力によって開発されたGenedata Expressionistは、最新の業界要件への対応と、導入直後からカスタマイズされたソリューションの利用を可能にするため、リリース毎に進化し続けています。本バージョンでは、カスタマイズを新たなレベルに引き上げる拡張APIを導入することで、さらなる進化を遂げています。バイオ医薬品の研究開発組織にとっては、独自のカスタマイズを施したソフトウェア機能をGenedata Expressionistへシームレスに統合できるようになるため、組織内の専門家、あるいはGenedataが提供するプロフェッショナルサービスの専門家が、各自のドメイン知識とプログラミングスキルを活かし、各組織固有のビジネスニーズを満たすデータ処理・解析・レポーティングワークフローを実現できるようになります。

Genedata CEO Othmar Pfannes, Ph.D.は次のようにコメントしています。「現代のデータ駆動型の医薬品開発プロセスにおいて効率を最大化するためには、エキスパートレビューのような従来のプロセスのボトルネックを含めた解析ワークフロー全体を自動化する必要があります。本リリースは、データレビューの簡素化と高速化、そして比類のないデータ処理の柔軟性を提供することで、MSデータ解析ワークフローの効率化と自動化する、Genedata Expressionistの業界のフロントランナーとしての地位を確固たるものとし、バイオファーマ企業に、より速く、より正確で、より効率的な手法を提供します。」


MSデータ解析ワークフローの効率化と自動化する、Genedata Expressionist の業界のフロントランナーとしての地位を確固たるものとし、バイオファーマ企業に、より速く、より正確で、より効率的な手法を提供します。

Othmar Pfannes, Ph.D.
CEO at Genedata