Genedata Expressionist 16.5 リリース:次世代バイオ医薬品の革新的な特性解析と自動品質モニタリング
バイオ医薬品の包括的な特性解析と品質モニタリングのための機能を拡張した最新バージョンをリリース
October 18, 2022
Basel, Switzerland
スイス・バーゼル、2022年10月18日-Genedataはこの日、創薬初期から開発後期までの質量分析データワークフローを効率化・自動化するプラットフォームの最新バージョン、「Genedata Expressionist® 16.5」をリリースしました。Genedata Expressionist 16.5 は、バイオ医薬品および核酸医薬品の特性解析と品質モニタリングを次のレベルに引き上げ、バイオファーマ企業が使用する装置やテクノロジーに関わらず、研究開発ワークフローにおける質量分析データを最大限に活用できます。
Genedata Expressionist 16.5は、タンデム質量分析(MS/MS)を用いたタンパク質のトップダウンシーケンスを導入し、バイオシミラーの品質評価など、大規模な医薬品プロテオフォームを迅速に解析するニーズの高まりに応えます。また、バイオ医薬品に生じる多段階のクリッピングイベントを同定できるよう、Genedata Expressionistに実装されている特性解析ワークフローをさらに強化しいます。このような解析で通常見られる偽陽性のクリッピング結果を減らす「スマートフィルター」によって、大規模なデータセットのレビューに要する時間を大幅に短縮します。これらの新機能は、バイオ医薬品に携わる研究者にとって、喫緊および将来の解析課題に対応できるだけでなく、分子の複雑化やプロセススケールの拡大への対応を可能にするものです。
MSデータ解析ワークフローの自動化におけるリーディングソリューションとして、Genedata Expressionistは、核酸医薬品などの新たなモダリティの製品品質モニタリングの自動化もサポートします。Genedata Expressionistを使い慣れたユーザーであれば、あらゆる分子構造の重要品質特性(CQA)を容易に定義し、ルーチン化された自動プロセスでモニター可能です。生成された結果は、新しいインタラクティブなCQAレビュープロセスを用いて検証することで、ユーザーの知見を自動化されたワークフローに取り入れ、活用すことができます。これらの製品品質モニタリング機能の追加は、創薬・開発・製造の全段階におけるMSデータ解析を自動化するプラットフォームとしてのGenedata Expressionistのポジションをより強固なものにします。
Genedata CEO Othmar Pfannes, Ph.Dは次のようにコメントしています。「革新的なバイオ医薬品はその複雑さから、包括的な特性解析と堅牢な製品品質評価が必要不可欠となっています。Genedata Expressionist 16.5における特性解析の新たな機能は、より深い洞察をもたらし、Genedataのカスタマー企業が医薬品の安全性と有効性を確保できるようサポートします。また、CQAモニタリングの新しい自動化機能は、研究開発全体のプロセスを効率化し加速します。Genedataは、今後もバイオファーマ企業と密に連携し、次世代医薬品の開発に必要な自動データ解析処理ソリューションを提供していきます。」
Genedata Expressionist 16.5における特性解析の新たな機能は、より深い洞察をもたらし、Genedataのカスタマー企業が医薬品の安全性と有効性を確保できるようサポートします。また、CQAモニタリングの新しい自動化機能は、研究開発全体のプロセスを効率化し加速します。