Boehringer Ingelheim社、Genedata Biologicsの利用拡大:DMPKオペレーションを効率化
DMPKオペレーションをデジタル化・自動化するエンタープライズソフトウェアソリューションが薬物代謝&薬物動態グループをサポート
November 20, 2023
Basel, Switzerland
スイス・バーゼル、2023年11月20日-Genedataはこの日、Boehringer Ingelheim社がGenedataプラットフォームの利用を米国の薬物代謝・薬物動態(DMPK)グループにも拡大したことを発表しました。同社のアメリカにおけるDMPKオペレーションでは、バイオ医薬品の新薬候補の非臨床および臨床試験におけるバイオ分析業務で使用される重要な試薬(分析用標準物質や医薬品を含む)のライフサイクル管理戦略の一環としてGenedata Biologics®を使用しています。
Boehringer Ingelheim社 Biotherapeutics Molecule Discovery VPのAndy Nixon, Ph.D.は次のようにコメントしています。「当社は長年にわたり、バイオ医薬品の創薬初期業務においてGenedata Biologicsを利用してきました。米国DMPKグループも利用開始することで、当社の研究開発の全工程における電子的な追跡を可能にする上で大きな一歩となるため、大変嬉しく思います。同グループは、初期評価の後、Genedata Biologicsプラットフォームを導入し、重要な試薬に関連する全ての情報を一元化することを熱望しました。現在、分子の一次構造や物理化学的特性を含む、DMPKオペレーションに関連する全ての候補化合物の研究開発データへのフルアクセスが可能です。」
Genedata Biologicsの強みの一つは、Boehringer Ingelheim社のラボ装置、サンプル管理システム、そして既存ITインフラと統合できるプラットフォームであることです。Boehringer Ingelheim社Head of IT Development ServicesのAlexander Schmalzは次のようにコメントしています。「サンプル管理システムとの統合により、どのようなサンプルに対する分注であっても、全ての在庫を即座に確認し、ヨーロッパあるいはアメリカの在庫のある拠点から注文することができます。つまり、米国DMPK グループは、1つの共有プラットフォーム上で、グローバルなサンプル在庫の確認、QCメソッドのリクエスト、進捗状況のモニタリングをすることができ、研究開発オペレーションの時間を短縮し、効率化を実現します。」
Genedata CEO Othmar Pfannes, Ph.D. は次のようにコメントしています。「生命を脅かす疾患に対する革新的な治療法の開発におけるリーディング企業であるBoehringer Ingelheim社とのパートナーシップを拡大できること、そして同社のデジタル化戦略に必要不可欠な役割を担っていることを誇りに思います。Genedataは、全ての情報を追跡し、全ての研究開発データを全てのグループで共有し、完全かつ高品質なデータに基づいた意思決定を可能にするというビジョンを持っています。長期的なパートナーであるBoehringer Ingelheim社でこのビジョンの実現をサポートできることを嬉しく思います。」
当社は長年にわたり、バイオ医薬品の創薬初期業務においてGenedata Biologicsを利用してきました。米国DMPKグループも利用開始することで、当社の研究開発の全工程における電子的な追跡を可能にする上で大きな一歩となるため、大変嬉しく思います。
Andy Nixon, Ph.D.
Vice President at Boehringer Ingelheim