Genedata、独AGU社とパートナーシップを締結:バイオプロセスを自動化する統合ソリューションを提供
AGU社Sm@rtline Data CockpitとGenedata Biopharma Platformの直接連携により、GxP規制環境におけるプロセス開発ワークフローの自動化と効率化を実現
June 3, 2024
Basel, Switzerland
スイス・バーゼル、2024年6月3日-Genedataはこの日、GxP/non-GxP環境下において幅広い種類の機器を統合するミドルウェアのリーディングプロバイダーである 独AGU社と戦略的パートナーシップを締結することを発表しました。このコラボレーションによって、機器からのデータ取得を自動化し、Genedataのエンタープライズプラットフォームへのデータフローを効率化する、完全に統合された包括的な研究室のデジタル化を実現するソリューションを提供します。
Genedata CEO Othmar Pfannes, Ph.D.は次のようにコメントしています。「AGUのラボ機器の統合における専門性は、バイオファーマ業界のカスタマーがデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する上で不可欠です。Genedata Biopharma Platformは、バイオプロセス開発ワークフロー全体の自動化に注力しながら、業界の他のテクノロジープロバイダーとのオープンなコラボレーションを継続しています。このパートナーシップによって、GenedataとAGU両社を活用するカスタマーは、完全なデータインテグリティを維持しながら、機器からのデータ取得をより簡素化・自動化し、さらなる効率化につなげることができます。」
AGU CTO兼 共同創設者Klaus Bruch氏は次のようにコメントしています。「AGUは、全ての主要な機器からのデータの転送を自動化するため、機器毎に固有のドライバを開発し、Sm@rtline Data Cockpit®️(SDC)を広く採用されるソリューションへと成長させました。重要なのは、全ての機器連携がGxPに準拠している点です。これによって、最高水準のデータインテグレティが保証されます。SDCは、堅牢なドライバを使用することで、pHメーターなどのシンプルな機器から、セルカウンターや代謝物分析機器などの複雑な機器まで、様々なデータを抽出します。」
GenedataとAGUは、ISO 27001とISO 9001規格に基づいたデータを機器から取得し、ラボ担当者、オペレーター、プロセスエンジニア、データサイエンスグループなどのデータ利用者をサポートする包括的なソリューションを提供します。機器からのデータ取得を自動化し、すぐに保守・サポートが受けられる完全統合ソリューションを導入することは、ITチームにとって大きな利点となります。
また、ともに世界トップ25の製薬会社と取引があるため、両社のカスタマーは今回新たに提供される統合プラットフォームを有効活用し、時間とコストを大幅に削減することができます。
AGUについて
AGUは1992年に設立され、レバークーゼン(ドイツ)を拠点としています。AGUのソフトウェアソリューションは世界中で提供されており、製品は全て「Made in Germany」で開発されています。現在、AGUには産業ITとプロセスオートメーションの分野において90名以上の従業員がいます。両分野は特に相互補完的であり、現在世界トップ25の製薬会社で使用されているSm@rtLine Data Cockpit®(SDC)の開発につながりました。
このパートナーシップによって、GenedataとAGU両社を活用するカスタマーは、完全なデータインテグリティを維持しながら、機器からのデータ取得をより簡素化・自動化し、さらなる効率化につなげることができます。
Othmar Pfannes, Ph.D.
CEO at Genedata